メキシコツアー! たった7時間の旅行?そこで得たものは。Part1

童謡に『通りゃんせ』という唄があるのをご存じであろうか?
国境

(メキシコに入国時の国境、車で通り過ぎるだけでパスポートの提示も無し。)

 

この話は、

 

「ロサンゼルスの研修中にメキシコへメキシカン料理を食べに行こう!」

 

という、ただそれだけの話だったのが、帰って色々と調べているうちに、

 

間違っていたら、

 

「日本に強制送還になっていたかもしれないという

 

私達にとっては、本当に怖い話である。

 

LA研修も4日目になると観光を兼ねてメキシコにでもご飯を食べに行こうという話が出た。

 

勿論、私も賛成である。

 

私達が研修を行っているのは、LAのロングビーチという場所で、

 

ここからレンタカーを借りてメキシコまで携帯ナビの表示では約4時間位、

 

そう遠い場所ではなかった。

 

アメリカにも慣れ始めていたせいか「ちょっと飯くいに行こう」くらいのノリであった。

 

とはいえ、

 

『遊びの中に研修を目的』

 

としている私達にとっては、失敗はあってはならないのである。

 

食事に参加したのは、

 

私(英語、本当に少々理解できるかな?)とⅯ氏(英語、ほとんどの会話はOK)U君(英語、私より少し上手程度。)の3名。

 

6月30日 PM1:00 ロングビーチ出発、快晴。

 

メキシコ到着時間は、PM5:00ちょうど食事には良い時間である。

 

アメリカ初ドライブのU君の運転でこの旅が始まった。

 

出発直後、いきなり車線ミス。日本では右側通行だが、ここはアメリカで左通行。

 

いつもと勝手が、少し違う。

 

ワイワイ言いながらメキシコに向かい、ハイウェイに無事合流。

 

一路メキシコへ。

 

この時、ガソリンのメーターは半分を切っていた。

 

車を走らせて、1時間が経過したあたりから車が混み始めてきた。

 

しだいにガソリンの量も減り後40%くらいになった。

 

ようやくメキシコ国境まで30分くらいの場所に到着、ガソリンの給油とトイレ休憩をしたいのだが、

 

国境に近すぎた為、ガソリンスタンドが見当たらず、このまま進むことにした。

 

いよいよ「Welcame  to  Mexico」 の文字が!

 

「よし。到着した!」

 

後は入国審査だ。

 

「あれ?」

 

ゲートに誰もいない。日本のETCレーンをゆっくり走っている感じ。

 

「えっ! 入国は終わり?」 

「いいの?」

 

不安な気持ちを抱きながらも、前の車についていくと一般道へl。

 

なんだアメリカの隣国だから、「出国は簡単なんだ・・これは楽勝!」

 

また遊びに来ようと、その時は思った。

 

この時まだ携帯のナビは動いていた。

 

ガソリンの給油ランプが点灯したので、

 

どこか近くのスタンドで給油と休憩をしようと、最初に見つけたスタンドへと飛び込んだ。

 

そこで周りを見渡すと、景色と臭いが変わった。

 

アメリカとは違い、車もボロく、待ちの臭いもなんとなく油臭い感じが漂っている。

 

クラクションもあちらこちらで、ビービー、ブーブー!

 

しかし待ちゆく人々からは、活気を感じ取れる。
ティフアナ

ワクワクする町である。(PM5:45)

 

ここで問題が発生した。休憩をとった後、車で5分も走らないうちに、

 

携帯の電波が途切れてしまうアクシデント発生。

 

地図も無く、携帯に残っているデータではどうしても目的の店には辿り着けない。

 

この携帯が使えないアナログ感はなんとも表現しがたいが、

 

目隠しをされ、知らない街に車で迷い込んだ感じ。

 

2人には悪いけど、ワクワクした私は嫌いではない。

 

今後の対策を3人で考えた。

 

・まず目的地を何処にするのか? 

・地図を何処で手に入れるか?

・電波は本当につながらないのか。

 

そこで車を停めて、近くにある日本語の看板が出ている食堂にU君が地図があるか聞きに走った。

 

その間、私とM氏で携帯の電波をつなげる方法を模索した。

 

私: 『全ての設定を電波受信に切り替えるが反応しない。なぜ?』

 

M氏: 『私のも反応しない。』

 

私: 『こうなれば道行く人に聞くしかないと思い、メキシコ料理の店の名前を思い出そうとするのだが?』

 

M氏: 『El(エル) 何とか…。』

 

私: 『分からない、思いだせない。』

 

M氏: 『やった、つながりましたよ。』

 

私: 『ありがとう、あなたが神のように思えるよ。』

 

M氏: 『大げさですよ、やめて下さい。』

 

でも、この時の経験は、我々にとっても大きな教訓になったのである。

 

前日の夜、3人で明日のレンタカーとスケジュールの確認をしていた際に、

 

こんな話があった。

 

M氏: 『日本を出るときに私はチェックリストを作って確認します、U君作って確認しましたか?』

 

U君: 『いいえ、作ってません。』

 

私: 『薬だけはリストを作ってますよ。』 

 

実際2年前のアメリカ旅行で、のどの痛みと熱で2日間寝込んだからである。

 

M氏: 『良いですね、他のものも作れば忘れ物が減りますよ。』

 

M氏: 『明日の忘れものは無いですか?』

 

U君: 『大丈夫です。』

 

私: 『OK, 国際免許証も持ったし、大丈夫。』

 

次の日、レンタカー店に行き、予約ナンバーを伝え、お支払いをしようとした時。

 

なんとクレジットカードが使えないのである。

 

「まさか・・?」

 

みんなのカードを出したが、クレジットカード3枚、デビット機能のカードのどれも使えない。

 

「なぜ?」

 

私には理解できなかったが、M氏が聞くところによると、

 

そのレンタカー店の入っているホテルの端末がインターナショナルなカードに対応してないとのこと

でしぶしぶレンタカー会社を変えた。

 

もう一度M氏に、さっきの意味を聞いた、

 

私: 『どういうことなのカードが使えないって。』

 

M氏: 『ホテルのカード読み込み機が古いのか、アメリカのローカルカードは使えるのですが

 

皆さんのクレジットカードは読み込めません。』

 

いやぁ。今度からレンタカーを借りるときは、

 

「インターナショナルクレジットカードが使えますか?」

って聞かないといけないね。

 

勉強になったね。

 

「U君チェックリストに、メモしといて。」

 

でもこの時に、私には皆に告白しなければならない隠し事があった。

 

皆がカードを探している時に、U君のパスポートが私の目に入ってきた。

 

秘かに私はバックの中を探したが見当たらない?

 

夕べどこに?

 

まさか旅行かばんの中に…忘れた…!

 

違うレンタカー店に移動中、こう言った。

 

私: 『チェックリストにもう一つ追加するものがあるんだけどな?』

 

M氏: 『まさか? 忘れ物ですか?』

 

U君: 『パスポートなんて言ったら怒られますよ。』

 

図星をつかれた、私は戸惑いながら、

 

私: 『部屋の水を持ってくるのを忘れたから、車を借りたら取りに寄ってね。』

 

M氏: 『水ならそのあたりで買えばいいじゃないですか。』

 

U君: 『何か大事なのですか?』

 

覚悟を決めた、

 

私: 『パスポートと水を取りに寄らしてください。』

 

M氏: 『パスポートを忘れたのですね。』

 

私: 『はい! 忘れました。』

 

辛かったぁ。

 

「まさか・・?パスポートが無いとは。」

 

私は”指先チェック”という

 

指で物を指してこれはあるというチェックの仕方はするが、

 

「チェックするものを忘れると、」何の意味もなさないのである。

 

あっと、もうこんな時間だ。

 

今回は、この辺りでやめておこう。

 

チェックすることは大事だが、

 

どういう内容をチェックするか?

 

必ず書いた方がいいと思う。

 

私がパスポートを持たずに車でスタートしていたら、

 

①国境近くでまで、または気がついた場所から引き返さなければならない。

 

②結果、入国は簡単だったが、パスポートを持たずに入国。出国は?

 

 

未経験だが、さまざまな事が推測できる。

 

そのままメキシコに拘束。刑務所?

 

日本に強制送還?

 

LAにある荷物は、友達に送ってもらえるの?

 

などなど、きりが無い。

 

まさに、後悔先に立たずである。

 

まだ、これもほんの序章にしか過ぎない。

 

次回の話をすると、必ずチェックリストを作ろうと思う。

 

これだけの出来事でも!

 

「私は必ずチェックリストを作ります。」

 

と思ったのに。 この場で気づいたことに本当に感謝するだけである。

 

追伸:

 

アメリカ映画 I was borne in East L.A. この映画が今回のような

 

立場を描いた映画であるらし。

 

この映画も借りて必ず見ます。

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