子供のやる気を引き出すメンタルスキルとは?

『相手によって考え方を変えなければ何も伝わらないということ』

 

これは、わたしがメンタルトレーニングを学んでから、特に意識していることである。

 

自分の考えを一方的に伝えても、相手が受け入れてくれるとは限らず、

 

考え方の相違で衝突をすることも有る。

 

今回は、ちょっとしたことで、コミュニケーションが円滑になるコツをお話ししたい!

 

それは、我が家に里帰りした、叔父さん一家と一緒に帰って来た帰省2回目のリルちゃんが

 

巻き起こした初めてのお遣いならぬ、初めて朝食当番物語である。
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8月13~16日、毎年お盆になると我が家には親戚が里帰りをする。

 

その親戚の中に大阪から帰ってくる夫婦と子供1人(リエちゃん)、奥さんの姪っ子(リルちゃん)が3

 

年ぶりに一緒に遊びに来たいとのことで、了承をし帰って来た。

 

前回、リルちゃんが大阪の叔父について帰省したのが、

 

3年前小学校2年生可愛い小っちゃな女の子だった。

 

リエ姉ちゃんの後ろについて回るだけの子供が、今回の帰省ではなんと、

 

身長も話し方も大人顔負けの成長を遂げていたのにはびっくりさせられた、

 

我が子より他人の子供の成長が早く感じるのがよく分かった。

 

13日、我が家には5家族、総勢25名が寝泊りをしている。

 

朝食から台所は戦場さながらで、あちらこちらで、自分達の子供の名前を呼ぶ大声、

 

食器を並べる音、廊下を慌ただしく走る音。

 

音、音、…。

 

まるで風鈴が鳴るごとく、人の動き回る音が我が家の夏の音である。

 

そんな中大勢の中で行き場を失っているリルちゃんがいた。

 

この日は朝から私が魚の買い出しなどに出かけていてとても相手をしている暇もなく、

ただ時間が過ぎた。

 

14日の朝、朝食を食べに台所に行くとリルちゃんがいたので(おはよう!)挨拶をした。

 

私: 『夕べは眠れた?』

 

リル:『う~ん 少し。』

 

私: 『朝ご飯は何が好き?』

 

リル:『パンが好きやねん。』

 

私: 『そうか、自分で作ったりするの?』(焼いて準備をする。)

 

リル:『お母さんがするから、リルはしない。』

 

私: 『したことないんだ、何かできる?』

 

リル:『やったら、できると思う!』

 

そうか、家で家事はしていないのだ。

 

食事がでてきたので食事をしながら考えた。

 

せっかく遊びに来たのに、リルちゃんに何か思い出を作ってあげたいと。

 

海に連れて行ったり、バーベキューをしたりするのではなく違う思い出を。

 

も一度ここに帰りたくなる何かを・・・。

 

【集中して考える。】

 

私はメンタルトレーニングを受けてから、

 

『相手によって考え方を変えなければ何も伝わらないということ』

 

を学んだ。

 

そう。

 

自分の考えを一方的に伝えても、相手が受け入れてくれるとは限らず、

 

考え方の相違で衝突をすることも有るのだ。

 

そんな時、衝突回避の為に行うのが”情報の整理”。

 

 1.小学校5年の女子。

 

 2.まだよく知らない家にいる。(不安)

 

 3.リルちゃんが何ができるか、何が得意か分からない

 

次に”自己分析”と”目標”

 

 1.相手に自分の思いを伝えるのに伝わらないと相手が理解をしてくれない。(相手が悪い。)

 

 2.自分の言ってる意味を理解して欲しい。(押し付け。)

 

 3.必ず相手に合わせた表現をする。(言い方。)

 

 3.最近、色々試す中で相手との距離を縮めるのに有効な「ぐうタッチ!」を使う。

 

 4.帰りにまた「帰って来たいです。」を言ってもらう。(目標)

 


よし決まった!!

 

「リルちゃんに朝食を作ってもらおう。」(スタート!)

 

15日、我が家の帰省ラッシュ! 

 

4家族帰り後は私を含め8名が家にいる。その日のPM3:30

 

今日の夕食のメニューを何にするのか話している時、私がリルちゃんにお願いをしてみた。

 

私: 『明日の朝食は何にする?』

 

私: 『食パンがあるからフレンチトーストが食べたいから、リルちゃん作ってみる。』

 

リル:『急に言われてもできへんわ!』

 

私: 『できないのか、残念やね!  しょうがない私が作るか。』

 

リル:『おいちゃん、作れんの?』

 

私: 『簡単よ、できるよ。』

 

 

リルちゃんが少し考えて言った。

 


リル:『美味しくなくてもいいなら、挑戦するけど?』

 

私: 『美味しくなくてもいいよ、でも一人で作るんよ。』

 

リル:『一人は無理や!』

 

私: 『無理か、残念やな。 やっぱりおにいさんが作るわ。』(なぜか関西弁?)

 

リル:『ほんまに、美味しくなくてもええねんな。』

 

私: 『ええよ、一人で作るんやで。』(やはり関西弁)

 

最近の小学生はさすが、携帯を開けてフレンチトーストのレシピ見ている。

 

リル:『おいちゃん、牛乳有るの?』

 

私: 『誰がおいちゃんやねん、おにいさんとお呼び!』

 

リル:『めんどいな、はいはい、大洋にいさん。』

 

私: 『よし、牛乳が無いから買いに行くぞ、リル店長』

 

リル:『私がなんで、店長なん?』

 

私がリルちゃんを店長と言うことを決めたのは、

 

「小学生でも責任を持つことの意味を知ってほしいから。

 

一つのお店を任すイメージを持たせたいから。

 

周りにいる大人に指示を出せるポジション作り。」

 

それから彼女の行動が大きく変わった。

 

また、携帯とにらめっこが続く、

 

リル:『リエ姉ちゃん、パンは何時間くらい牛乳にひたしとくの?』

 

リエ姉ちゃん: 『すぐ、しみこむから5分くらいやない?』

 

リル:『このレシピには1時間ひたすってかいてあるで。』

 

その後も色々携帯を見ながら1時間が過ぎた。

 

私: 『リル店長、そろそろ買い物に出かけましょうか。』

 

リル:『ちょっと待って、クリームはあるかな?』

 

私: 『田舎のスーパーだからどんなのが、あるか分からないけど、とりあえず店に行こう。』

 

リル:『そんなんじゃあ、美味しいのは作れへんねん。』

 

もう、一人前の店長気どりである。(以降リル店長➡店長)

 

買い物も終わり夕食後、店長に聞いた。

 


私: 『明日の朝の開店時間は何時ですか。』

 

リル:『何時でもいいですよ。』

 

私: 『6時でもいいですか?』

 

店長:『はや!』

 

 

店長の反応の仕方が分かった。

 

最初に言ったことにNOの返事をする。

 

残念、できないのか? 

 

と言うとできないこともないけど…、条件を付ける。

 

なんとなく分かった、相手に話を合わせて行くと、相手の癖とかが見えてくる

 

よし、後で17日の朝食も頼んでみよう。

 

私: 『早いですか? 起きれないもんね、7時でもいいですよ?』

 

店長:『はいはい、6時でいいですよ。』

 

しぶしぶ承諾をする。

 

PM9:30 私は自分の部屋に行くためリルちゃんにお休みの挨拶をした。

 

私: 『店長、お休み、明日の朝の朝食はお願いします。』

 

リル:『はーい!』

 

しばらくして店長も自分の部屋に戻った。

 

次の日の朝。

 

AM5:30 私の目が覚める。

 

AM6:00 台所から音が聞こえない。やはり、朝食当番は無理か?

 

AM6:15 なにやら台所から大きな笑い声が!

 

台所に行くとみんなで店長をからかう声が。

 

どうしたの?

 

店長は夕べからほとんど寝ずに、起きては携帯を見て、ぶつぶつ独り言をいったり。

 

大阪のおばさんも、もういいから、寝たらを連呼したらし。

 

朝も5時30分頃から台所に行くと言い出して、

 

リエ姉ちゃんがみんな寝てるからまだ早いと、なだめたらし。

 

AM:615 そんななごやかなムードで食事の準備がスタートした。

 

店長が携帯のレシピ片手に悪戦苦闘のなか、少しずつフレンチトーストの準備が整っていく。

 

AM6:45 最初のトーストがフライパンに飛び込んだ。

 

ジュア~! あたり一面にバターと卵を焼くいい匂いがたち込める。

 

私も思わず声が出た。

 

私: 『店長、いい香りやん。』

 

店長笑顔!(帰省以来最高の笑顔)

 

その後も黙々と料理を続け、最初のフレンチトーストを私の前に!
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(私は心の中で決めていた、美味しくなくても美味しいと言おうと。)

 

一口パクリ。

 

「あれ、本当に美味しい!!」

 

店長、顔を見て右手を伸ばして。(ぐうタッチ!)

 

初めてにしては凄いよ! 美味しよ。

 

一同笑顔に。(^_-)-☆

 

朝食も終わり後かたずけの中、私なりに考えて店長にポツリと一言。

 

私: 『明日の朝はパンケーキが食べたいのだけど、店長は疲れてるだろうから、私が作るよ。』

 

店長:『パンケーキ、食べたことあるよ。』

 

私: 『いいよ、明日は最後だからおにいさんが、作るよ。』

 

店長:『ええで、どんなんが、食べたいん。』

 

一同、爆笑と笑顔のお盆となった。

 

この後、店長とまた一緒に買い物に出かけたのは言うまでもない。

 

これが本当の意味で幸せのパンケーキである。
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子供に対する時、子供のやる気を高めようとするのは当たり前ですが、

 

子供の性格によっては話のもって行き方が違うのも当たり前です。

 

あなた自身の対応能力が上がれば、コミュニケ―ションが変わります。

 

メンタルトレーニングと言うと難しく聞こえるかもしれませんが・・・。

 

今回のリルちゃんの話で言うと、『目標の設定』が重要です。

 

目標は、

 

彼女に自分で考えて、行動させることです。

 

自分が行動すると、自分の責任で物事を考えるとようになるので、

 

成功体験が倍増するからです。

 

彼女の性格から冷静に判断したところ、

 

・立場を明確にする。

 

・周りの大人への協力を要請する。

 

たったこれだけで、一人の少女の楽し夏休みを作ることができたのです。

 

あなたが、これから行動するときのポイントは、

 

自分が日ごろ何に目標を置いて、目標達成のため、どう行動するのか?です。

 

その意識を維持するために必要なのが、メンタルトレーニングなのです。

 

メンタルトレーニングを続けることで、

 

毎日のちょっとしたことが、日々のトレーニングとなり、

 

ここ一番で必要な時に、力を発揮できるようになるのです。

 

ぜひ挑戦してください。

 

追伸: リル店長が帰り際、今度は何が食べたいと笑顔で聞いてくれました。

 

最高のお盆休みになりました。